喉頭癌治療~からのぉ~Tsurezure diary

喉頭癌の治療記録がメインですが、その他モロモロ書いてます(^o^)

遠い日の出来事~空気入れ

「パパ~!空気入れ無い?」
「空気入れ?自転車の?」
「そう~」
「お前は…やるな、俺がやるから。怪我したら大変だ…」


これだけ聞いたらどんだけ過保護な父親かと思うでしょう?www





まだ私が6歳くらいだったかな?7歳だったかな?
そのくらいの時のこと。
近所の子供集めて遊んだり、自分より小さい子のお世話したり、なんだかよく分かりませんが今と同じように毎日楽しい日々を送ってました(*^。^*)


そんなある日のこと。
一人の子の自転車のタイヤがぺちゃんこです。
「よ~~しここは任せろ!空気の入れ方知ってっから!!」ってな感じで私の出番です。


タイヤの黒いゴムのキャップ外して~空気入れのホースの先を接続して~でもってこのT字のバーをこうやって・・・・こうやって・・・よいしょ!引いて押してよいしょ!


とやってたらですね、そのT字バー部分がものすごい勢いで抜けたんですよ!


あまりの衝撃でその瞬間何が起きたか全然分からない感じ。
かるい爆発みたいな感じで体に衝撃を受けました。
が、次の瞬間、バラバラになった空気入れを見て面白くなってゲラゲラ笑いだして笑いが止まらなくなったのを覚えてますwwww


壊れちゃったものはしょうがない(^○^)
一応バラバラになった部品をみんなで集めて~さて、次の遊びをしょう!!


と思った時、一人の子が・・・
「あれ?なにこれ?赤いよ!血じゃない?」
と、私の足元を指さすのです。


右足辺りの地面が濡れてて、絶対血っぽいのが小さい水たまりみたくなって溜まってるのです。


びっくりですよ!!\(◎o◎)/!


小さい血の水たまりは、まだポタポタいっててどこからか血が流れおちているようです。


辿って行くと私の膝から・・・間違った、肘(ひじ)から伝って落ちてきてます。肘を更にたどると、なんだか右手の中指、人差し指、親指が真っ赤になってて切れているようだけど全然痛くなくて、痛くないんだけど凄い勢いで血が出てるのです!


ひぃぃぃ~~~~~~~~~~~(+o+)


「ママーーーーーー(´Д`)゚。~!!!!!!!!! 」


ここで驚いたのは私のママ。
可愛い娘の右手が血だらけですwwwww
ママはパニックです(そりゃそうだwww)
パニックになったのでお休みだったパパを呼びましたがなんとその時


「おお!!何やってんだオイ!病院連れてけ!俺はこれから釣りの約束してるから釣り行ってくる。」って。。。。。



タクシー呼んでママと病院に行き、何針も縫う事になり、縫われている時に泣かなかったのに帰りのタクシーで泣いちゃったら「なんで病院で泣かないの?!タイミング悪いんだから・・・」と泣くタイミングにダメだしされ、、、、、


こんな状況なのに釣りに行ってしまったパパの悪口を聞かされ、『本当にどうしてこんな時に釣り行っちゃうんだろう・・・私のこと可愛くないんだ・・・』と、怪我よりもそっちの方で心が傷ついたり、、、、、


簡単に言うと「散々な一日」の記憶です。


大人になっても、あの日の事は覚えていて、だからどうだってことは無いんですが何となく覚えていて。。。思い出すたびに『可愛くなかったんだ…』と、大人げない事考えたりしてww


父は怪我の事なんて忘れてると思ってたけど、ちゃんと覚えていたようです。


今後一切私に空気入れを使わせないようにしようとしているみたいです。


あの日の事はそろそろ許そうと思います(^-^)


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