ハロハロワーク
北里大学病院では、癌になった人たちの就職支援もしています。
前回はソーシャルワーカーの方とお話ししましたが、今回はハローワークの担当の方とお話しました。
テーマは「声が出ない状態での仕事探し」です。
というのも、手術前に色々ネットで調べてもどうしても分からなかったのが、咽頭亜全摘出をした人の実際の声。
音声データがネット上にないのです。
食道発声方とかシャントの声はアップされてるのに…
手術前の私の声は、騒がしいところでは聞こえないくらいのかすれ声でした。
電話はできましたよ、電話機って音拾うから。
術後はそれの2倍くらいのボリュームになると言われてたのですが…
中には電話もできないほど小さい声しか出ない人もいるとネットで見て心配になってきまして、
今回相談する事になりました。
一応初めに、障害者用の求人使えるか聞いてみたらやっぱりダメだった。
障害者手帳がないとダメだって。 まあそりゃ
で、話さなくてもできそうな仕事というと「データ入力」「ポスティング」「工場のライン」辺りではないかと提案してもらいました。
今までと同じような収入は難しそう。。。。。。
オシャレなオフィスビルでヒール履いて仕事して、ランチ食べて、帰りはジム寄ったりお買い物したり、ごはん食べたり飲みに行ったり。
そういう普通にやってた事またできるかな。
現実を見ると嫌な気分になるけど…なんだかんだ言ってすぐ退院。
1ヶ月もすると退屈なってきて働きたくなるんだから今からちゃんと心の準備しておかないとねw
色々お話聞いただけでなんとなく安心しました。
ちょっと覚悟ができたというか…ちょっと先のビジョンが見えてきたというか。
お礼を言って帰ろうとした時、担当の方が最後に一つと言って、
「私は声が出ないから声が出なくても良い仕事は何か?と考えて選ぶと、とても狭い範囲から探さなきゃいけなくなるので、自分で自分の世界を狭くしちゃうんですよ。
そうではなく、まずは私はこれがやりたい、この仕事やってみたいというのを見つけてみて、それをするために声が出ない私は何を工夫するべきか、どうやったらその仕事やる事ができるかという事を私達に相談して欲しいんです。
声が出る出ないより、その仕事をやりたいかどうかですよ。
一人で悩まないでいつでも相談してくださいね。」
と言われてハッとした。
危なくまた自分の世界を狭めるところだった😨
その通りだって思った。
挑戦する前に諦めるなんて全然私らしくない!
どうしたオレ❓❓
脳もオカシクなっちゃったのかな?ww
結局のところ声が出て見ない事にはなんとも言えないんだけど…今日は相談して良かった。
なんだかスッキリした!